庭と畑に居ると時間が経つのを忘れます

5月から、作物づくりとハーブやバラの花づくりにも多くの時間を割きます。「畑」はジャガイモ、トマト、枝豆、カボチャ、ズッキーニ、アスパラ、このところ大豊作のぶどうとブルーベリー、ハーブ類などで、ポリシーはあまり世話の必要ないもの。食事前にアスパラやレタスを摘んだり、圧力鍋でジャガイモをふかしたり、ジャムで保存したり、最近は乾燥機でドライ野菜やドライフルーツに手を出しています。「今年は一寸ハチが少ないなぁ」「連作障害かな」などとしたり顔でつぶやいたりして楽しんでいます。

天気のよい朝夕はなるべく外で食事です。

「ガーデン」は、福寿草、水仙に始まり、シーズン中はハーブ、バラはじめさまざまな花が次々と咲き、秋の菊まで途切れない半年です。

ホンダの耕耘機はたった年2回の出動ですが、ホンダの芝刈り機とともに体力の衰えをアシストするもので、助かります。(このところ実際は

耳が10代に シーメンス補聴器でオーディオが別物に

相変わらずグランドフロア(通称:土間)にある多目的工房では、オーディオ機器(タンノイとマッキントシュ)はエージングも進み、のびのびと大音響でクラシック音楽を奏でています。

家屋は断熱のための遮音効果があり、周囲の家とは若干離れていて、また冬は雪の壁が家を囲みますので、近所迷惑になることはありません。

新宿、お茶の水、吉祥寺での中古CD探しはやはり面白く、欠かせません。

しかし耳自体、ますます粒だちや高温の周波数特性が落ちています。4年前までほとんど諦めてかけていましたが、その後なんとシーメンスの補聴器により若い時の耳に戻りはじめたのが救いです。

救世主はシーメンス「ピュア」です。私の耳特性を測定して、イコライザーで12000ヘルツまでフラットに補正した周波数特性と粒だち密度高い補聴器をつけたところ、使っていたオーディオの音が、そして音楽会の音が全く別物になりました。

10代の頃ハイファイの音に感激したあの音、LPレコードに針を降ろしたときのクリアーな音が蘇ったのです。 30、40と歳をとるにしたがい音楽を聴く感激が徐々に薄れたのは、マンネリではなく、高音が聞き取れない、歪みが多くなったなどの耳の劣化が原因でした。76歳でも10代青春時の耳に戻れたのです。

眼鏡は生活必需品として普及していますが、補聴器は特殊扱いで、かつ多くメーカーの技術開発は ユーザー側からすると怠慢だと思います。会話はもとより音生活全般を豊かにしてくれたシーメンスに心から感謝しているこの頃です。そういえば欧州では音楽会会場で多くの方が補聴器をつけていました。

 

メルクリンZ、そしてOゲージ

残り時間が少なくなるのに反比例して自由時間は多くなってきました。しかし室内で楽をしますと体重増加と筋力低下が気になります。そこで、60年ぶりに鉄道レイアウトを6年前から始めました。

室内で、立姿勢で何時間も神経を集中する作業は、冬期間下半身を鍛えるのに役立ちます。

世界で最も小さなスケールのメルクリンのZゲージで、シンプルなレイアウトでは飽き足らず規模を大きくしたものを現在製作中です。線路の敷設、電気配線、土木建設を経て、これから建築工事と最終調整です。果たして完成日を迎えられるのかと疑問が絶えずつきまといましたが、もう一息の段階になりました。

また、国産Zゲージで小規模のレイアウトを製作中です。

写真は、2016年12月現在の状態で、8割がた完成といったところですが2024年現在も変わりありません。

この趣味は、岩の形や植生など風景観察に一段と深みを増すことにつながり、歩けるうちに旅に出ようなどと、オタク特有のグレーな感じではなく思いのほか健康や積極的な生活態度につながるようです。

2020年、新たに3線のOゲージも始めました。

幼少の頃父が買ってくれた真鍮製Cタンク(小型蒸気機関車)を保管していたのですが、今も動くのかな、とゴミをとり油を注しトランスをヤフオクで購入して繋いだところグーグーと見事に動いたのです。そこでヤフオクで一周するレールを調達したところ快走、組立式簡易レイアウトを、階段脇のテーブルの下なら邪魔にならず、階段を一寸下りたところからは目高がレール上を走行する車両に合わせられるので製作し、時折気分転換に運転しています。

壊れた連結器の替えを探したところ、まだ僅かにOゲージを扱う店があるのですね。早速取寄せましたが取付けに小型ボール盤も必要になり土間工房の備品も増えましたが、「ほどほどに」と言い聞かせて、まあ一段落です。

左上にチョコッと見えるのは、冬風景の増設レイアウトです。限りありませんね。